販売中止の続き

元…を付けないといけなかったみたいで、話題の元少年A君の手記、数人の読後の感想とかをチラチラと読みました。私自身はまだ読んでおりません。


元少年A君は、精神障害の病気と少年院で診断されたそうです。

この病名を見た時、日本の教育は性善説に基づいて構成されているだろうし、特にこういった嗜好の持ち主には、普段でも窮屈に感じる事が多かったのではなかろうか、とも。

この本を読んだ方々は、数少ないサ

ンプルとして、元少年A君とその事件に触れていました。

性善説という社会から見た評価、という点では今巻き起こっている批判も、正しい見識ではあるでしょう。

今回の騒動を見ていて、私は少年誌で連載されているある漫画を思い出

してしまいました。私の子供達の間

でも人気のある、「暗殺教室」という作品です。

ザッとしたあらすじは、とある進学校の落ちこぼれ教室の生徒達が、担任の殺先生(異星人?)を暗殺してもいい、という許可を国から貰い、殺先生と殺し合いの攻防など教育も交えながら描いているものなんですが、何というか、殺しをしてもいい、という設定が極端で凄いですよね。

環境が何に正義を置くかで、価値観は変わり主張も変わります。

この世の中には、時と場合により、人命を殺めてもいいという許可を貰っている職業の方々も少なからずいるかとは思うのですが、それらの人々にも、上記の精神障害の傾向が見られるのでしょうか?むしろ、普通の精神構造では耐えられない任務を遂行するにおいて、一般には殺人を犯してはならないという社会的正義の元で職務の為に働く…そちらの方々のサンプルもあって、初めて元少年A君の手記も何かしら掴める要素があるような気が私はします。